テラ:コージンバイオと資本業務提携契約を締結することを決議

2014年4月9日 07:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■コージンバイオは、組織培養用培地のパイオニア、日本トップクラスの実績

  テラ<2191>(JQS)は8日開催の取締役会において、コージンバイオ株式会社(本社:埼玉県坂戸市)と資本業務提携契約を締結することを決議した。

  同社は、がんワクチンの一つである樹状細胞ワクチン「バクセル(R)(Vaccell)」等の研究開発に取り組んでいる。「バクセル(R)」は、がんに対する免疫反応に最も有効とされる反応を強力に誘導することができ、同社が独占実施権を持つがん抗原「WT1ペプチド」等を組み合わせることでさらに高い効果が期待できる独自に改良を重ねた医療技術で、医療機関における累計症例数は約7,600例(平成25年12月末現在)に達している。

  コージンバイオは、組織培養用培地のパイオニアであり、20年以上にわたる培地製造実績のもと、大学等研究機関や企業との共同研究を重ねている。この中で培った製品開発力、製造技術力により、この領域において、日本トップクラスの実績を有している。

  両社は現在、同社独自の技術「バクセル(R)」における樹状細胞の培養に用いる培地等の共同開発において共同研究契約を締結しているが、両社の協業体制を強化し、国内及び海外への事業展開の推進を目指し、資本業務提携契約を締結。

  同社は、強みである東京大学医科学研究所の技術を基盤とした細胞培養技術・ノウハウと、コージンバイオの持つ豊富な培地製造技術を融合し、樹状細胞等の細胞培養をより効率的に行うための培地等の開発を加速する。さらに、開発した培地等を活用し、国内及び海外での事業展開を目指す。

  同社は、コージンバイオが第三者割当増資により発行する普通株式18,000株を引き受ける。なお、取得価額は1億80百万円、コージンバイオに対する所有割合は5.6%となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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