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写真はマクラーレン650S クーペで、日本での価格は消費税込み3160万円。650ps/7250rpm、69.1kg.m(678Nm)/6000rpmの出力&トルクを持ったミッドシップ・スーパースポーツだ。[写真拡大]
英国の名門スポーツカーブランド、マクラーレンが「650S クーペ」と「650S スパイダー」を4月1日に都内で日本初公開した。
同車は「P1」と「12C」の中間に位置する新型モデルのスーパーカーだ。ガラス製エンジンカバーを備える650S クーペと、電動式リトラクタブル・ハード・トップ(RHT)を装備した650S スパイダーの2モデルがラインアップする。
基本的に他のマクラーレン車と同様に2座カーボン製キャビンのカーボン・ファイバーシャシーに、強力なパワーユニットをリアミッドシップ搭載する超高性能スポーツカーである。 ボディサイズは、クローズドボディのクーペの場合、全長×全高×全幅4512×2093×1199mm、ホイールベースは2670mmだ。
搭載エンジンは基本的に同社の「12C」搭載ユニットと同じで、クーペ、スパイダーともに3.8リッターV型8気筒ツインターボエンジン。リアミッドシップに縦置き搭載される。最高出力は650ps/7250rpm、最大トルクは69.1kg.m(678Nm)/6000rpmというアウトプットを持った強心臓だ。
組み合わせるトランスミッションはデュアルクラッチ式の7速・2ペダル。0-100km/h加速はわずか3秒、クーペの最高速度は333km/h、スパイダーは329km/hを達成する。
スーパースポーツモデルながら環境性能も非常に高く、欧州の複合サイクル燃費基準で11.7リッター/100km(8.55km/リッター)、CO2の排出量は275g/kmをマークしている。
サスペンションには、ノーマル/スポーツ/トラックの3モードが与えられ、パワートレーンについても、ウインター/ノーマル/スポーツ/トラックから選択できるシステムを持つ。快適装備も充実していて、電動パワーステアリング、リアパーキングカメラ、Bluetooth対応のカーナビゲーション、ワイヤレス・テザリングなどが標準で備わる。
スパイダーは2ピース型のリトラクタブル・ハードトップを採用していて、17秒弱で電動開閉する。30km/hまでなら走行中でも開閉できるのが特徴だ。さらにこのRHTはルーフとリアウインドーでそれぞれ独立して開閉可能。ルーフを開けているときは、ウインドーを上げることで車内への風の巻き込みを抑制するディフレクターとして使用できる。
日本国内における車両価格は、650S クーペが3160万円で、650S スパイダーが3400万円(ともに8%の消費税込み)。2014年5月から納車が開始されるという。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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