NYダウは上げ渋りか 3月米雇用統計の内容次第で大きく動く可能性

2014年4月4日 18:39

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記事提供元:フィスコ


*18:39JST NYダウは上げ渋りか 3月米雇用統計の内容次第で大きく動く可能性
4日のNYダウは上げ渋りか。 3日のNYダウはわずかに下げたが、4日発表の3月米雇用統計を見極めたいとの思惑が上値を抑えたようだ。3月ISM非製造業景況指数が予想をやや下回ったことも嫌気された。ハイテク株の一角や小型株が売られた。

4日の取引では、3月の米雇用統計が有力な手がかり材料となる。非農業部門雇用者数は+20万人と予想されているが、予想を多少下回った場合でも株式市場が嫌気することはないと思われる。

ただし、雇用者数が20万人を大きく上回った場合、早期利上げの思惑が台頭し、長期金利が上昇する可能性があるため、株式相場にとってはマイナス材料となる。この場合はS&P500指数の大幅続落が予想されるため、NYダウの下げ幅は拡大するかもしれない。

NYダウのテクニカル面では、5日移動平均の16491ドル近辺が目先に下値目途か。この水準を下回った場合、25日移動平均の16339ドルレベルまでの下げが意識される展開となる。《FA》

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