4日の香港市場概況:6日ぶり反落、米雇用統計待ちで慎重ムードに

2014年4月4日 17:31

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記事提供元:フィスコ


*17:31JST 4日の香港市場概況:6日ぶり反落、米雇用統計待ちで慎重ムードに

4日の香港市場では主要指数のハンセン指数が6営業日ぶり反落となり、前日比55.00ポイント安(-0.24%)の22510.08で取引を終えた。一方、H株指数(本土企業株で構成)は同16.21ポイント高(+0.16%)の10110.01、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同26.85ポイント安(-0.64%)の4197.88だった。

ハンセン指数はほぼ終日軟調な値動きに。前日まで5連騰した後とあり、利益確定売りが先行した。また、中国人民銀行(中央銀行)がこのほど開いた四半期会合で、「預金準備率の引き下げは不要」との姿勢を示唆したとの報道が金融緩和への期待感をしぼませた。ただ、この日の本土株が堅調に推移したことから、ハンセン指数の下げ幅も限定的。米雇用統計の発表を今晩に控えて、慎重ムードも強まった。

ハンセン指数の構成銘柄では、テンセント(00700/HK)が3.93%値を落とした。前日の米国市場でハイテク株が売られた流れを引き継いだ。また、長江実業(00001/HK)や新世界発展(00017/HK)など香港系不動産の一角が安い。香港の繁華街でテナントの空室が目立つなど、地元メディアが不動産市況の悪化を報じたことが嫌気された。

半面、香港証券取引所(00388/HK)が2.92%続伸。上海証取とのネットワーク相互接続に絡む思惑が継続。最新報道では、中国本土の個人に香港株投資を認める「香港株直通車」の最終案が中国政府に提出されたと伝わっており、将来的には深セン証取との接続も実現する見込み。また、直通車の第1陣投資枠は500億米ドルになる見通しという。

その他の個別銘柄では、広州白雲山医薬(00874/HK)が6.64%値下がり。ゴールドマン・サックス(GS)では、さえない決算などを理由に同社の投資判断を「セル」に引き下げている。半面、中海発展(01138/HK)が2.35%上昇した。運賃の回復を受け、2014年1-3月期決算に最終黒字を回復する見通しを示したことが好感された。《KO》

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