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基本はこう着ながら、抵抗線を試してくる可能性も/東京株オープニングコメント
記事提供元:フィスコ
*08:04JST 基本はこう着ながら、抵抗線を試してくる可能性も
4日の東京市場はこう着感の強い相場展開になりそうである。3日の米国市場は雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から利食いの流れが優勢だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の15075円であり、模様眺めムードにつながりそうである。
3日の日経平均は終値ベースで3月11日以来の15000円を回復した。マド埋めを完了したほか、一目均衡表の雲上限を窺う展開にもなり、目先的にはいったんは達成感が意識されるところであろう。また、米雇用統計を受けた欧米市場の動向待ちといった形で積極的な売買は手控えられやすく、上値追いの流れには向かいづらいとみられる。
もっとも、雲上限などの目先の上値抵抗を突破するとなれば、雇用統計の結果を受けた4日の米国市場の動向がトリガーになる可能性がある。一方で雇用統計が嫌気されたとしても、日銀による追加緩和期待のほか、新年度入りに伴う資金流入への思惑から押し目買い意欲は強いだろう。
そのため、基本はこう着ながらも、押し目買い意欲の強さから底堅さは意識されそうだ。相対的な日本株の出遅れが意識されてくるようだと、抵抗線を試してくる可能性はあるだろう。《TN》
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