【アナリスト水田雅展の銘柄分析】JFEシステムズはモミ合いレンジ下限から反発のタイミング

2014年4月3日 09:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  システム開発のJFEシステムズ <4832> (東2)の株価は小動きのモミ合い展開だが、下値は限定的でありモミ合い煮詰まり感も強めている。レンジ下限から反発のタイミングが接近しているようだ。なお4月24日に決算発表を予定している。

  川崎製鉄(現JFEスチール)のシステム部門を分離した情報サービス企業である。鉄鋼向け情報システム開発・構築事業を主力として、ERPと自社開発ソリューションを組み合わせた一般顧客向けSI(システム・インテグレーション)事業、さらに自社開発のプロダクト・ソリューション事業も展開している。

  中期成長戦略として、鉄鋼事業をベースにした体質強化(JFEスチールと連携した製鉄所システム共通化、クラウド基盤ビジネスの本格展開)、SI事業の基盤強化(自動車業界向けの売上拡大、ERPで不足する原価・購買管理分野での自社ソリューション拡大)、自社プロダクト・ソリューション事業の成長(帳簿データ保存ソリューション、電子帳票システム「FiBridgeⅡ」のタブレット対応、MQネットによる原料規格書サービス)を強化している。戦略的業務提携では、13年5月に大阪ガス <9532> 子会社オージス総研と協業、ビジネスブレイン太田昭和 <9658> と資本・業務提携した。

  前期(14年3月期)連結業績見通し(10月25日に売上高を増額)は売上高が前々期比4.0%増の351億円、営業利益が同10.6%増の10億20百万円、経常利益が同10.1%増の10億20百万円、そして純利益が同3.3%増の5億20百万円としている。製造流通向けSI事業が好調のようだ。鉄鋼向けはJFEスチールの設備投資が下期に積み増しとなり、営業損益面での案件構成比改善効果が期待される。子会社KITシステムズでは、米マイクロソフトの基本OS「ウインドウズXP」サポート終了に伴う需要が好調のようだ。

  株価の動き(13年10月1日付で株式100分割)を見ると、やや小動きで概ね820円~850円近辺でモミ合う展開だ。ただし2月4日安値791円まで下押す動きは見られず、下値は限定的のようだ。さらに足元ではモミ合い煮詰まり感も強めている。

  4月2日の終値827円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS66円22銭で算出)は12~13倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前々期実績に株式分割を考慮した連結BPS1179円71銭で算出)は0.7倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、大きく下押す動きも見られない。モミ合いレンジ下限から反発のタイミングが接近しているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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