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【週足チャート診断】DICは長い下ヒゲで底打ち確認、ただ、昨年急騰の疲労残り、上値は限界も
DIC<4631>(東1・売買単位1000株)は、去る、3月27日の年初来安値253円で底値に届いたものとみられる。その時の週足チャートが、長い下ヒゲをつけたからである。
ただ、2012年暮れの140円台から2013年11月の328円まで約2.3倍に急騰した疲労感は、まだ尾を引いているとみなくてはいけないだろう。このため、直ちに昨年秋の高値を抜いて上値を追う展開は難しいものとみられる。
2013年12月期は決算期変更で9ヶ月決算だったが、営業利益は2012年3月期の12ヶ月分384億8400万円を上回り401億8100万円と、9ヶ月分で12ヶ月分以上を稼いだ。今12月期の営業利益は500億円とさらの増加の見通し。1株利益は26.7円、配当は年6円も通し。
紙媒体向けのインキは減少傾向だが、包装用等は堅調。インキで世界首位の強さからアジア等の需用好調だ。
足元の株価260円台はPERが10倍前後と割安で、利回りも2.2%と好い。ただ、信用買残は一時に比べると減ったものの、まだ多く、戻れば売物が出てくるものとみられる。
昨年11月高値からほぼ5ヶ月となることと、低PERから狙われる可能性はあり、26週線(294円)前後まで戻すことも予想される。下値は確認しているので拾っておくところだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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