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【編集長の視点】毎日コムネットは反発して高値を視野、上方修正業績に再上ぶれが観測され割安修正
毎日コムネット <8908> (JQS)は、7円高の670円と反発し、1月23日につけた年初来高値707円を再び視野に捉えている。昨年11月に上方修正された今5月期業績を見直し割安株買いが増勢となっており、その上方修正業績にさらに再上ぶれが観測されていることや今期配当も連続増配幅を拡大することも、サポート材料視されている。
■2Q累計業績は上方修正値を上ぶれ連続増益率を拡大
5月期業績は、昨年11月に不動産ソリューション事業と学生生活ソリューション事業の売り上げが順調に推移し、不動産マネジメント事業の売上総利益が伸び、販売管理費や持分法の投資損失が計画を下回ったことから、第2四半期(2Q)累計業績、5月通期業績とも上方修正された。このうち5月通期純利益は、期初予想の4億8000万円から5億3500万円(前期比22%増)に引き上げられ、続伸幅を拡大した。
この5月通期業績に再上ぶれが観測されているのは、今年1月に発表した今期2Q累計業績が、この11月の上方修正値を上ぶれ続伸幅を拡大して着地したことが要因となっている。景気動向の影響を受け難い不動産ソリューション事業の不動産マネジメント部門で、学生の安心・快適な住居ニーズがますます高まっていることなどが寄与したもので、2Q累計利益は、上方修正値を5000万円から4000万円上ぶれた。
同社は、5月通期業績については上方修正値を据え置いたが、東洋経済会社四季報春号では、同社予想は慎重過ぎるとして上ぶれを観測、純利益を5億7000万円とした。
なお今期配当は、昨年11月の上方修正時に期初予想の16円から18円(前期実績15円)に引き上げ、連続増配幅を拡大する。
■PER11倍台の割安修正でストップ高してつけた高値を再照準
株価は、昨年11月に今期業績の上方修正でストップ高して724円と急伸し590円まで調整、2Q累計業績を評価して707円の戻り高値をつけ、全般波乱相場の波及で25日移動線水準での中段固めを続けてきた。PERは11倍台、配当利回りは2.6%と割安であり、年初来高値抜けから昨年11月高値を更新、同5月高値785円を目指して再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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