【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エスアールジータカミヤは好業績を評価して1月高値目指す

2014年4月2日 07:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  建設用仮設機材のエスアールジータカミヤ <2445> (東2)の株価は、全般地合い悪化も影響して上げ一服の展開だったが、短期調整が一巡して動意の構えを見せている。好業績を評価して1月高値を目指す展開だろう。

  建築・土木・橋梁用仮設機材、ソーラー用太陽光パネル設置架台などの販売およびレンタル事業を展開している。13年8月には子会社ホリーがベトナムに新たな製造拠点を設立した。また戦略商品として、施工性に優れて作業環境改善・作業効率向上につながる次世代足場「Iq(アイ・キュー)システム」の拡販を推進している。

  3月25日には、土木・建築用仮設資材の販売・レンタルを展開するアサヒ工業の全株式を取得して子会社化(株式取得4月2日)すると発表した。アサヒ工業はステンレス型枠材を中心とするコンクリート型枠の販売・レンタル専業事業者で、当社にはない海洋土木・港湾分野への施工実績を有している。アサヒ工業を子会社化することにより、海洋土木・港湾分野への事業展開でシナジー効果が得られるとしている。

  前期(14年3月期)連結業績見通し(11月8日に2回目の増額)は売上高が前々期比11.3%増の313億円、営業利益が同63.8%増の26億30百万円、経常利益が同67.4%増の26億円、純利益が同92.0%増の15億50百万円としている。建設工事増加を背景にクランプ、クサビ式住宅用足場、移動昇降式足場(リフトクライマー)などの需要が高水準であり、ソーラー向け太陽光パネル設置架台の需要も大幅に増加している。レンタル資産の稼働率向上・効率的運用、販管費圧縮などの効果も寄与する。

  第3四半期累計(4月~12月)の進捗率は売上高が75.8%、営業利益が80.0%、経常利益が80.8%、純利益が77.2%と高水準だったため、通期3回目の増額の可能性は高いだろう。さらに今期(15年3月期)から本格寄与する新名神高速道路関連など受注残は豊富であり、震災復興、社会インフラ補修・更新、都市再開発、高層マンションの耐震補強、20年東京夏季五輪などを追い風として中期的に事業環境は良好だ。

  株価の動きを見ると、2月10日の戻り高値1729円から反落後は全般地合い悪化も影響して上げ一服の展開となり、概ね1300円~1500円近辺で推移している。ただし足元では3月27日の取引時間中に1300円を付けた後に急反発している。そして4月1日には前日比61円(4.14%)高の1535円まで上値を伸ばす場面があった。短期調整が一巡して好業績を再評価する動きだろう。

  4月1日の終値1518円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS70円41銭で算出)は21~22倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は0.9%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS324円08銭で算出)は4.7倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した形だ。調整が一巡して1月の上場来高値1763円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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