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【木村隆のマーケット&銘柄観察】日揮はシェールガス革命に乗り、北米での展開を積極化
日揮<1963>(東1)は調整機運の強い展開になっているが、ここレーティングの最上位を継続し、目標株価を引き上げる証券会社が増えており、こうしたアナリスト筋の高い評価がいずれ株価に反映されるものと思われる。
今2014年3月期の第3四半期累計決算は営業利益は460億円(前年同期比2%減)にとどまった。今3月期通期では営業利益695億円(前期比8%増)の従来の見通しを据え置いている。同社の業績が本格的に向上するのは来2015年3月期以降で、株価の本格的な上昇場面もこれから訪れるものと思われる。
同社は石油・ガス・資源開発や、石油精製、LNG(液化天然ガス)などの幅広い分野で、設計・調達・建設を一貫して手掛けるプラントエンジニアリングの国内最大手。産油・産ガス諸国では引き続き多くの石油・ガス資源投資が計画されているが、特に北米地域では安価で豊富なシェールガスを原料とするLNGやガス化学プロジェクト等が数多く検討されている。
米国ではシェールガスの生産拡大を受け、それを原料とするプロジェクトが増加しているが、これまで、米国にシェールガスを輸出していたカナダでは、天然ガスの新たな輸出先を開拓すべく、同国の太平洋沿岸部でLNGプラントの新規建設に動いている。米国、カナダなど北米での受注拡大に向けて、積極的に取り組んでく方針で、オイルシェールのマーケット拡大をバックに、飛躍への態勢作りが着々と進んでいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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