【木村隆のマーケット&銘柄観察】日特エンジニアリング、受注急回復で来期の増益転換が有力

2014年3月24日 10:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 日特エンジニアリング<6145>(JQS)は、調整相場脱出を先取りするチャンスと思われる。今2014年3月期の第3四半期累計決算は売上げが106億5100万円(前年同期比23.8%減)、営業利益5億6200万円(同72.7%)の大幅な減収減益決算となった。通期についても売上げ165億円(前期比13.7%減)、営業利益13億円(同51.2%減)の見通しで、株価が調整に入る要因となった。

 同社は電子部品、自動車、通信機器、OA機器、家電、精密機器などで用いられるコイル(ひも状の針金などを螺旋ないし渦巻状に巻いたもの)の巻線機、巻線システム及び周辺機器の製造・販売が主体。

 主力の巻線機事業は自動車向けが電装化、生産の自動化を中心に需要が力強い。スマートフォンなどのモバイル端末の普及が急ピッチで進んでいるが、その分競争が激化し、昨年4月ごろには一時受注が低迷した。しかし、昨年10月頃からは高機能化、多機能化に向けた設備の開発、並びに新興国マーケットでの低価格競争に向けた設備のニーズが高まり、受注が回復を見せ始めている。

 今期の四半期ベースの営業利益は、第1四半期2億6300万円、第2四半期3憶2800万円から第3四半期は2900万円の損失となった。そして第4四半期は7億3800万円と急向上する見通しにある。また、先行きの業績を占う際の重要ポイントである巻き線の受注高は、今期の第1四半期30億8000万円から第2四半期に22億7700万円かにダウンした。しかし、第3四半期には45億3600万円に大きく盛り返し、来期の業好転が有力な状況になっている。

 株価も当然そこらあたりをにらんだ展開に入ることが予想される。今期の業績足踏みが尾を引いているここは絶好の買いタイミングと思われる。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)

http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=6145.T&d=6m

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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