【木村隆のマーケット&銘柄観察】丸紅は3月高の習性発揮へ、非資源株へのイメチェン進む

2014年3月14日 10:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  丸紅 <8002> はここからの人気盛り返しが期待される。配当利回りは3.46%にも達し、3月期末へ向け利回り狙いの買いが膨らむシーズンだ。昨年も一昨年も、やはり3月は人気相場を演じており、今年もまたそのパターン踏襲が十分に想定できる。

  中国企業の社債デフォルトなどを受けて、国際銅市況が急落するなど、ここ国際商品市況が低迷し、同社にとってはアゲインストの風が吹いているが、株価の評価は非資源分野の展開力に視点が移ってきており、足元の資源価格の動きは同社の本質的な動きにはそれほどの影響を与えないだろう。

  今2014年3月期の第3四半期累計決算は、税引き利益が1602億円と、前年同期比52%の大幅増益を記録した。通期では同2100億円と前期比2%増益を見込んでいる。内容的には非資源分野で食料が前期の50億円から150億円に拡大した。穀物トレードの好調が持続したほか、今期の第2四半期から連結化した米大手穀物商社ガビロンの利益回復などが寄与した。海外電力など非資源分野の好調もプラス要因。

  同社は今3月期から3カ年中期経営計画を推進しているが、新規投融資について1兆1000億円程度を計画している。そのうち6割を非資源分野に配分する方針。米国ガビロンが通年で寄与し、利益が回復する見込みにあるほか、中国向け穀物取引の拡大も見込み、食料がエネルギーに続く収益の柱に成長することが予想されている。非資源分野ではこのほか、電力・インフラ、プラント・産業機械なども新興国の需要取り込みなどにより、安定的に利益が拡大する見込み。

  中期経営計画では、最終年度の2016年3月期に純利益2500~3000億円(前3月期期2056億円)確保を目指しているが、その時は資源関連株のイメージが大きく後退していることになる。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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