【木村隆のマーケット&銘柄観察】キャリアリンクは、官公庁と民間案件の成長により安定基盤を構築

2014年3月10日 13:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 キャリアリンク<6070>(東2)が順調な出直りトレンドを歩んでいる。昨年12月3日に、前2014年2月期の業績について、売上げを160億600万円から117億4200万円(前々期178億9800万円)へ、営業利益を7億4200万円から3億2200万円(同10億3100万円)へそれぞれ引き下げた。

 以後はその厳しい見通しをベースに相場が展開されてきたが、その決算発表が4月14日に予定されている。相場もそこらあたりをきっかけに、波動が転換していく方向が予想される。

 前期の四半期ベースの営業利益の推移を見ると、第1四半期の1億9200万円から、第2四半期9200万円、第3四半期900万円と、低下が続いてきたが、第4四半期は2900万円と増加に転じ、今期業績好転への手掛かりを掴みつつある。

 同社は人材派遣を中心とした総合人材サービス事業を展開している。業務プロセスの一部を企画・設計から実施に至るまで委託するBPO。及び情報システムなどを活用して顧客企業の売上げや利益を向上させるCRM事業が主力。前期の減益はBPOで年金記録台帳調査業務などの大型プロジェクトの事業規模が縮小し、第3四半期に終了したことが要因。

 同社の特徴は業務効率化、システム化を企画提案できること、短期間で稼働を開始、大量処理案件への対応が可能、官公庁案件等で得た信頼と実績を持つことなどにある。財政健全化による費用抑制へのニーズが強まる中、官公庁では、民間へ委託、移管する動きが強まっている。民間企業においてもコア事業への集中、固定費の変動費化を目的に外部委託の方向性が出てきている。民間企業案件と官公庁案件の成長により、安定的な収益基盤を構築していく方針だ。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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