【木村隆のマーケット&銘柄観察】アニコムホールディングスは実態評価に転換のタイミングが近い

2014年3月3日 12:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アニコムホールディングス<8715>(東マ)は出直りのタイミングが近い。今2014年3月期の第3四半期累計決算は経常収益が134億6300万円と前年同期比14.2%の増収を確保した。しかし、経常利益は4億1200万円と、同20.2%の減益となった。

 決算発表を受け、株価は改めて低調な動きとなっているが、これは決算についての検討が表面的な見方に終始していることによるもの。減益は、2012年8月から新規引受を停止した補償割合90%商品は2013年7月末をもって保有契約がゼロとなったものの、今期の決算までその影響が一部残っているため。

 むしろ、注目すべきは経常収益が14.2%増と伸びていること。今期の最重点施策である「さらなる損害率のコントロール」に向けて、販売チャネル毎の損害率管理の徹底、オンライン契約における補償割合70%商品取扱停止および保険契約始期日の変更、契約継続時における補償割合の引き上げ制限、対応医療機関との関係強化、保険金支払管理体制の強化など、幅広い展開が経常収益アップの要因。

 実際、ペット保険引き受けによる同社が試算している修正利益では、前年同期の1億400万円から今第3四半期累計決算では3億100万円へ著しい回復を見せている。今3月期は経常収益182億1600万円(前期比12.5%増)、経常利益7億1000万円(同15.2%減)の予想だが、業績の足かせが外れる来期の業績は大幅好転が有力、

 中期的には、中核事業であるペット保険の持続的成長を堅持しながら、グループのネットワークが保有・蓄積する共有価値の見える化を通じて付加価値を提供、さらには保険事故の再発防止などの活動を通じた新たな事業の創造に取組んでいく方針。中期経営計画では2016年3月期に経常収益225億円、経常利益24億円の達成を目指している。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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