(中国)アリババの電子マネー投信が急成長、当局は株式市場への影響に懸念示す

2014年3月3日 11:58

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記事提供元:フィスコ


*11:58JST (中国)アリババの電子マネー投信が急成長、当局は株式市場への影響に懸念示す
中国の電子商取引大手アリババ・グループが展開する電子マネー投信「余額宝」が、急成長している。地元メディアによると、先月26日時点で余額宝の利用者数は8100万人を突破した。これは株式市場における個人投資家の数を上回る規模だといい、証券当局もその急速な成長が株式市場にもたらす影響を懸念している。

報道によると、上海、深センの証券取引口座数(有効口座)は現時点でそれぞれ6700万件、6500万件となっている。個人投資家は通常、上海と深センにそれぞれ取引口座を持つケースが多いことから、株式市場における個人投資家の数は約7000万人程度だとみられている。

中国証券監督管理委員会(証監会)の肖鋼主席はこうした状況に対し、余額宝の名前には触れなかったものの、高収益の商品が株式市場の資金の流れに影響をもたらす可能性があるとの懸念を示した。

なお、アリババの余額宝とは、同社のオンライン決済サービス「支付宝(アリペイ)」と連動した金融商品。年換算の7日平均利回りは6.7%程度と、銀行預金を大幅に上回る。支付宝の口座にある資金を余額宝に移すと、自動的に金融商品を買ったことになり、金利がつくという仕組みで、集まった資金は提携先である天弘基金の運用するMMFに投資される。《NT》

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