関連記事
パナソニック、NTTデータ、東芝など/本日の注目個別銘柄
<6752> パナソニック 1259 +63買い先行。米テスラと共同で、米国に電気自動車(EV)向けの電池工場を建設することで最終調整に入ったと報じられている。総投資額は1000億円超となり、2017年の稼働を目指すもよう。トップダウンの成長につながる成長分野への積極投資として、評価材料視する動きが先行する展開に。テスラは米国市場で10%を上回る急騰になったほか、同社もADRでは3%強の上昇となっていた。
<4100> 戸田工業 275 +16強い動き。パナソニック<6752>とテスラの来るマユ電池工場共同建設、GSユアサ<6674>のCB発行発表、二次電池展の開催など、電池関連銘柄の物色材料が数多く散見されている。とりわけ、リチウムイオン電池の生産拡大が想定される状況となっており、部材となる正極材を手掛けている同社にも関心が向かう展開のようだ。
<6502> 東芝 441 +3しっかり。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げしている。目標株価は480円から590円に引き上げている。堅調なNAND市況や構造改革効果、一過性費用の解消により市場予想を上回る業績推移が期待できるとしているほか、劣後債の借り換え方針を示したことで短期的な増資懸念も後退と判断している。来期営業利益は市場コンセンサスを上回る3800億円を予想。
<9613> NTTデータ 4190 +130買い先行。日本郵政グループが来年度からの3年間で総額1兆円を超す設備投資に踏み切ると報じられている。とりわけ、システムへの投資額は4000億円前後に上る見込みと。郵便貯金システムなどの基盤を構築してきた実績から、同社へのメリットは大きくなるとの期待が先行しているようだ。
<7936> アシックス 2029 +67続伸。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価を1800円から2400円に引き上げている。CB発行に伴う積極投資を背景とした成長率見通しの切り上がり、他の消費関連との比較での割安感、景況リスクが低い欧米地域が主力で新興国リスクが軽微などこなどを評価引き上げの背景としている。
<7550> ゼンショー 1125 -91下げ目立つ。前日に公募増資の実施を発表、希薄化・需給懸念が強まる展開になっている。2475万株を公募して、オーバーアロットメントで275万株を追加売出。発行済み株式数は最大で23%増える見通しのようだ。調達資金は回転寿司店などの新規出店に充てるもよう。足元で既存店売上などの減収率は縮小している状況下だが、希薄化の水準が比較的多く、嫌気売りが先行する流れに。
<2372> アイロムHD 959 +150ストップ高。後場に入って、子会社のディナベックが国立国際医療研究センターなどと共同で、「肥満に対する創薬研究ツールの開発」を開始したと発表している。全世界で肥満症患者が急増するなど、潜在需要が極めて多いと想定される分野でもあり、今後の業績寄与などへの期待感が先行する状況となっているもよう。
<6378> 木村化工機 533 +15買い先行。前日に政府ではエネルギー基本計画案を公表、「原発の再稼働を進める」ことも明記されている。方向性は織り込まれていたものの、あらためて原発関連銘柄には安心感が強まる流れとなっているもよう。関連銘柄の代表格である同社の物色材料にされていると見られる。
<8016> オンワード 722 -30続落。配当・優待権利落ちで処分売りが優勢の展開。前日終値ベースで配当利回りは3.2%と高水準、かつ期末一括配当銘柄でもある。直近では権利取りとみられる動きから堅調な株価推移が続いていた。なお、同社の他、カッパクリエイト<7421>や富士エレク<9883>なども権利落ちで手仕舞い売りが優勢となっている。
<7267> ホンダ 3705 -5相対的に底堅い。JPモルガン(JPM)では自動車セクターのカバレッジを、セクタースタンス「中立」で開始している。なかでは同社をトップピック推奨としており、評価の高まる形にもつながっている。北米四輪事業の中期的な収益改善ポテンシャル、中国など新興国でのトップラインと収益の両面での加速を評価しているもよう。先行投資局面もピークを超えており、持続的な収益性改善局面へ入ると指摘。目標株価は5800円としているようだ。《FA》
スポンサードリンク