戻り売り圧力の強さを見極める必要/ランチタイムコメント

2014年2月17日 12:01

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記事提供元:フィスコ


*12:01JST 戻り売り圧力の強さを見極める必要
 日経平均は反発。56.75円高の14369.78円(出来高概算11億7000万株)で前場の取引を終えている。14日の米国市場の上昇の流れを受け、先週後半の下げに対するリバウンドが先行した。ただし、10-12月の国内総生産(GDP)速報値が予想を下回るなか、大証225先物は14330円からと、シカゴ先物清算値(14440円)を下回ってのスタートに。その後下げに転じた日経平均は一時14214.60円、大証225先物は14180円まで下げ幅を拡大させる局面をみせている。
 ただ、前場半ば辺りからは先物主導で切り返す格好となり、一時14400円を回復している。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の6割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに上昇。セクターでは証券、パルプ紙、鉄鋼、保険、電力ガス、非鉄金属などがしっかり。一方で鉱業、石油石炭、サービス、情報通信などが小安い。
 日経平均は先週末の安値を下回り、調整トレンドが継続している。東証1部の出来高は11億7000万株と低水準であり、指値が薄い中を先物主導による売買に振らされているようである。指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>は一時7316円まで急落した後に、7591円まで切り返す局面をみせている。短期筋の資金流入も活発であり、値動きの荒さが目立つ。一先ず下ひげを残す格好とはなったが、先物市場の動向には引き続き注意する必要がありそうだ。
 また、10-12月の国内総生産(GDP)速報値の結果を受けて、明日の日本銀行の金融政策決定会合の結果のほか、黒田日銀総裁の記者会見を控え、緩和期待が高まりやすいだろう。しかし、前引けにかけての切り返しは短期筋のカバーとみられるが、戻り売り圧力の強さを見極める必要がありそうだ。(村瀬智一)《FA》

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