【編集長の視点】ネオスはもみ合いも業績下方修正を織り込み下げ過ぎ訂正の打診買いが根強い

2014年2月17日 10:20

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

 ネオス<3627>(東1)は、12円高の1029円と4営業日ぶりに反発して始まったあと、27円安と下ぶれるなど前週末14日終値を挟むもみ合いを続けている。同社株は、今年1月10日に今2月期第3四半期(3Q)決算の開示とともに、2月通期業績の下方修正を発表、株式分割権利落ち後安値880円まで急落していたが、下方修正要因は一過性として、新規コンテンツジャンルの開拓やスマートフォン向けの新事業展開を再評価して下げ過ぎ訂正期待の打診買いが、下値に根強く底流している。

■スマホ向け新サービス・コンテンツは好調で売り上げは続伸

 同社の今2月期業績は、売り上げについては期初予想を据え置き73億円(前期比10%増)と続伸を予想したが、経常利益を2億1400万円、純利益を1億2500万円それぞれ引き下げ、純利益は、8500万円(前期は8400万円の赤字)と黒字転換幅を縮小する。今期3Qにソリューション事業で、大型の不採算プロジェクトが発生、同プロジェクトの3Qの損失と今後見込まれる工事損失引当金9568万円を計上することが響いて下方修正につながった。

 ただ売り上げは、昨年9月から NTTドコモ<9437>(東1)が、新規にiPhoneの取り扱いを開始し、3キャリアが同様の製品を販売、各通信キャリア間の差別化競争から同社の新サービス、新コンテンツへの需要は高まって続伸しており、今期利益の下方修正は一過性にとどまる展開も想定される。とくに新規コンテンツジャンルの開拓推進では、スマホ向けなどに無料通話アプリを提供しているLINEのテキストチャットとし提供している同社のスタンプコンテンツは、そのLINEが今年中にも新規株式公開(IPO)が観測されていることから、株価材料的な人気が潜在し、業績的にも来期業績への寄与への期待が強い。

■下方修正安値から高変化した前期業績の再現思惑が潜在

 株価は、昨年8月31日を基準日に実施した株式分割(1対100)の権利取りで23万4400円高値をつけて分割権利を落とし、分割権利落ち後に高値1943円と買われ1500円台固めを続けたが、業績下方修正で落ち後安値まで急落した。前期も、前期業績の下方修正で突っ込んだ安値から今期業績の増益・黒字転換予想、その後の株式分割で高変化を演じており、再現思惑を高めて一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
リソー教育に架空売上報道、NHKがお昼のニュースで(2013/02/10)
DeNAは値上がり率上位となり土・日はさんで見直される(2013/02/10)
NTTは「セット割引」解禁報道に期待を強め戻り高値(2013/02/10)
新都知事で三菱地所が急伸、東京の顔としての評価、半値戻しへ(2013/02/10)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事