【アナリスト水田雅展の銘柄分析】電算システムは好業績を見直して反発のタイミング

2014年2月14日 09:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■高値圏から急落だが調整の最終局面

  情報サービスの電算システム <3630> の株価は、全般地合い悪化も影響して高値圏から急落したが、昨年10月急騰前の8月~9月の水準に接近して調整のほぼ最終局面だろう。好業績を見直して反発のタイミングが接近しているようだ。

  情報サービス事業(システムソリューション、情報処理サービス、システムインテグレーション・商品販売)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)を展開している。クラウドサービスや電子マネーへの対応を強化して、12年にはコンビニを窓口とする国際送金サービスを開始した。13年10月にはNTTドコモ <9437> と業務提携し、Googleの企業向けクラウドビジネスに関する戦略的パートナーとして連携を強化した。

  1月30日に発表した前期(13年12月期)連結業績は売上高が前々期比5.1%増の245億59百万円、営業利益が同12.5%増の10億16百万円、経常利益が同10.1%増の10億21百万円、純利益が同14.8%増の5億93百万円だった。増収効果で新データセンター費用の発生などを吸収した。セグメント別売上高を見ると、情報サービス事業は郵便局関連や大手小売店関連が順調に推移して同2.9%増の121億90百万円、収納代行サービス事業は新規取引先獲得や既存取引先収納件数増加などで同7.3%増の123億68百万円だった。

  今期(14年12月期)連結業績見通しについては売上高が前期比9.9%増の270億円、営業利益が同10.2%増の11億20百万円、経常利益が同9.6%増の11億20百万円、純利益が同12.4%増の6億67百万円としている。情報サービス事業ではBPO(情報処理アウトソーシング)業務やクラウドサービスの拡大、収納代行サービス事業では収納件数増加などが牽引して好業績が期待される。配当予想は年間22円(第2四半期末11円、期末11円)で、13年7月1日付株式2分割を考慮すると実質的に前期比2円の増配となる。

  株価の動き(13年7月1日付で株式2分割)を見ると、昨年10月~12月の高値圏1500円台から反落して調整局面となった。利益確定売りが優勢になり、全般地合い悪化も影響したようだ。2月4日には1060円まで下押す場面があった。ただし足元では1100円台に切り返している。売り一巡して好業績を見直す動きだろう。

  2月13日の終値1117円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS69円12銭で算出)は16~17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS723円51銭で算出)は1.5倍近辺である。週足チャート見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、下ヒゲを付けて下げ渋り感を強めている。昨年10月急騰前の8月~9月の水準に接近して調整のほぼ最終局面だろう。反発のタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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