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【配当特集】インフォコム:地合い悪化で急反落したが切り返しの動き、電子書籍配信など中期成長力を評価する流れに変化なし
■インフォコム<4348>(JQS)
ITソリューションやコンテンツ配信などのインフォコム<4348>(JQS)の株価は、全般地合い悪化の影響を受けて1月戻り高値圏から急反落したが、売り一巡して切り返しの動きを強めている。電子書籍配信を中心とした中期成長力を評価する流れに変化はないだろう。3月期末一括配当で2%近辺の配当利回りにも妙味がありそうだ。
企業向け(BtoB市場)にITソリューション・サービスを提供するITサービス事業、一般消費者向け(BtoC市場)に各種デジタルコンテンツを提供するネットビジネス事業を展開している。重点領域として電子書籍配信などのネットビジネス事業、医療機関・製薬企業向けヘルスケア事業、Web-ERPソフト「GRANDIT」事業を掲げ、クラウドサービス関連、ソーシャルメディア関連、ビッグデータ領域のデータサイエンス関連、農業IT化関連なども強化している。
06年開始の電子書籍配信サービス「めちゃコミック」は国内トップクラスの規模を誇っている。そしてネットビジネス事業を分社化したアムタスは13年11月に、マルチデバイス対応の新たな電子書籍配信サービス「ekubostore」もオープンし、6000冊を超える小学館の作品や8000冊を超える講談社の作品の提供を開始している。
M&Aや戦略的アライアンスも積極活用している。13年9月に医薬品業界向けCRM事業強化に向けてミュートスと合弁会社インフォミュートスを設立し、BCP(事業継続計画)分野のビジネス拡大に向けて危機管理関連ソリューションを手掛ける江守商事<9963>との協業を開始した。またゲーム配信サービスでは、韓国ユビヌリ社と協業して韓国市場にも参入している。
1月30日発表の今期(14年3月期)第3四半期累計(4月~12月)連結業績は、前年同期比9.8%増収、同6.8%営業減益、同5.6%経常減益、同28.6%最終減益だった。セグメント別に見るとITサービス事業は同6.2%増収、同9.4%営業増益だった。ヘルスケア事業の業容拡大や不採算事業の譲渡などが寄与した。ネットビジネス事業は同16.2%増収、同28.6%営業減益だった。先行投資負担で減益だが電子書籍配信サービスの売上高は同30%増収の76億円と好調である。
通期の見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比7.0%増の400億円、営業利益が同2.8%増の36億円、経常利益が同3.2%増の36億円、純利益が同5.8%増の22億円としている。成長に向けた先行投資負担で小幅営業増益にとどまるが、電子書籍関連の好調やヘルスケア関連の業容拡大が牽引する。
第3四半期累計の進捗率は低水準だが、特に利益面で第4四半期(1月~3月)の構成比が高い収益構造のため、ネガティブ要因とはならないだろう。また来期(15年3月期)は、電子書籍関連など重点分野の一段の業容拡大に加えて、先行投資の効果が本格寄与して収益拡大が期待されるだろう。
なお株主還元については、資金需要のバランスを考慮のうえ、財務体質の強化と事業拡大に必要な内部留保の充実を図るとともに、安定的な配当を行う方針としている。
株価の動き(13年10月1日付で株式200分割)を見ると、13年10月高値1124円から反落後も下値切り上げの展開が続き、1月21日には戻り高値となる1052円まで上伸した。その後は全般地合い悪化の影響も受けて急反落し、2月4日には777円まで調整する場面があった。ただし足元では切り返しの動きを強めて、2月12日には900円台を回復する場面があった。リスク回避の売りが一巡し、中期成長力を評価して出直り態勢だろう。
2月12日の終値882円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS79円60銭で算出)は11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間17円50銭で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績に株式200分割を考慮した連結BPS641円83銭で算出)は1.4倍近辺である。週足チャートで見ると、2月の急落で一旦は52週移動平均線を割り込んだが、長い下ヒゲを付けて反発している。サポートラインを確認して出直り展開だろう。
・コード:4348 ・市場:JQS ・売買単位:100株 ・決算期:3月 ・株価:882円(2月12日) ・配当:年間17円50銭(3月期末) ・1単位投資金額:882円×100=88200円 ・1単位投資利回り:17円50銭×100=1750円 1750円÷88200円=1.9% (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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