12日の中国本土市場概況:4日続伸、利益確定売りをこなして1カ月半ぶりの高値

2014年2月12日 17:01

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記事提供元:フィスコ


*17:01JST 12日の中国本土市場概況:4日続伸、利益確定売りをこなして1カ月半ぶりの高値

12日の中国本土市場は4営業日続伸。上海総合指数は前日比6.28ポイント高(+0.30%)の2109.96で引け、終値で昨年12月31日以来、約1カ月半ぶりの高値を付けた。深セン成分指数は同63.96ポイント高(+0.82%)の7902.08で取引を終えた。

上海総合指数は上下にもみ合い、節目の2100を再び割り込む場面も。足元の株価上昇を受けた利益確定売りが出たほか、強い着地となった貿易統計について、一部で懐疑的な見方が示された。ただ、輸出統計を素直に好感する向きもあり、下値は限定的。大引けにかけては上げ幅をやや広げた。この日も短期金利が低下したことで流動性不安が後退したほか、外資系証券が相次いで中国株に楽観的な見通しを示していることが支援材料となった。

中国の税関総署が12日発表した1月の貿易統計では、輸出が前年同月比10.6%増を記録。伸び率は市場予想の0.1%を大幅に上回り、前月の4.3%から加速した。この数字について野村では、貿易を装ったホットマネーの流入が輸出を予想以上に押し上げた可能性があると指摘。一方、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BOA/ML)では、人為的な操作の痕跡は見られず、外需の回復に支えられたものだとみているもよう。

セクター別では、環境関連が高い。昨年9月に発表された「大気汚染防治行動計画」に続く政策として、土壌汚染、水質汚染それぞれへの対策をまとめた行動計画の策定が進行中と報じられた。このほか、天津に設置予定の自由貿易区において、大規模な対外開放が実施されるとの観測から天津海運(600751/CH)など関連銘柄が買われた。また、株式相場の好転を受け、証券セクターにも買いが向かった。《KO》

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