【アナリスト水田雅展の銘柄分析】成学社は全般地合い悪化の影響は限定的

2014年2月12日 09:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■戻り高値圏で堅調推移

  学習塾の成学社 <2179> (JQS)の株価は戻り高値圏で堅調に推移している。全般地合いが悪化する状況下でも大きく下押すことなく、影響は限定的のようだ。なお2月13日に第3四半期累計(4月~12月)の業績発表を予定している。

  大阪を地盤として近畿圏に学習塾「開成教育グループ」を展開し、13年9月末時点の教室数は合計206教室である。指導形態別に見ると、クラス指導は「開成ベガ」「開成教育セミナー」「開成ハイスクール」「京大セミナー」「エール進学教室」「サンライトアカデミー」、個別指導は「個別指導学院フリーステップ」「ハイグレード個人指導ソフィア」「代ゼミサテライン予備校」などを展開している。

  中期戦略として教務内容の充実に加えて、子会社アプリスが展開する家庭教師派遣「スコーレ」、英会話教室運営、学校法人等への講師派遣、子会社の個夢が運営する個別学習塾「アイナック」も通じて、総合教育企業への発展を目指している。13年12月には、小学生の滞在型アフタースクール「かいせい こどもスクール」事業を開始すると発表した。開校は14年4月予定で年間3教室程度の新規開校を計画している。

  今期(14年3月期)の連結業績見通しについては売上高が前期比5.7%増の102億39百万円、営業利益が同1.6%増の6億61百万円、経常利益が同1.4%増の6億58百万円、純利益が同9.1%増の3億57百万円としている。第2四半期累計(4月~9月)はクラス指導部門がやや低調だったことに加えて、人件費増加、広告宣伝費増加、主力の「個別指導学院フリーステップ」のFC展開強化に向けた先行投資などで期初計画を下回ったが、個別指導部門が好調のようだ。利益面では下期の構成比が高い収益構造のため通期見通しを据え置いている。

  株価の動きを見ると、昨年12月末に690円近辺のモミ合いから上放れて上げ足を速める展開となった。そして1月22日の793円まで上値を伸ばした。その後は全般地合い悪化の影響も受ける形で上げ一服となり、2月4日に740円まで調整する場面があったが、大きく下押すことなく素早く770円近辺に戻している。地合い悪化の影響は限定的のようだ。

  2月10日の終値770円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS61円15銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間9円20銭で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS332円49銭で算出)は2.3倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を回復してモミ合いから上放れた。さらに13週移動平均線が上向きに転じてサポートラインとして機能しそうだ。13年10月の戻り高値821円、そして13年5月の高値841円が視野に入る。(ジャーナリスト&アナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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