【中国から探る日本株】今年の新車販売:伸び鈍化は必至か、各社が慎重な目標設定

2014年1月29日 08:03

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記事提供元:フィスコ


*08:03JST 【中国から探る日本株】今年の新車販売:伸び鈍化は必至か、各社が慎重な目標設定
中国の新車販売台数は2013年に2桁増を確保し、初めて2000万の大台を突破した。しかしながら、今年は景気減速や政策面での影響を受け、伸びが鈍化するとみられている。そうした中で、中国の大手メーカーの多くが今年の販売目標を慎重な数字に設定している。

香港紙「明報」(28日付)によると、吉利汽車は2014年の新車販売目標を前年比6%増の58万台に設定。これは前年実績の14%増から大幅なペースダウンとなる。同社の李東輝最高財務責任者(CFO)は、昨年10-12月期の時点で伸びはすでに鈍化傾向が強まっていたと説明。国内各地で新車購入規制が実施されたことや比較対象となる前年同期の実績が高かった反動も出たとしている。

李CFOはさらに、今年は国内景気の減速が見込まれるほか、中東・アジア情勢の不透明感も残る中で輸出にも影響が出る可能性があると説明している。また、政策の風当たりも一段と厳しくなる見通し。北京や上海などの大都市で実施されている新車購入規制について、最近では中堅都市へと波及の動きが確認されている。

吉利汽車のほかにも、東風汽車や長城汽車といった大手が慎重な目標設定を行っており、今年は1桁程度の販売増を見込んでいる。これに対して、トヨタ自<7203>は中国での販売計画を前年比20%増に設定。同業他社に比べて強気の設定となっているが、地元メディアの間では「実現は難しい」との声も聞かれる。《NT》

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