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【木村隆のマーケット&銘柄観察】アメイズはホテル開店積極化、企業内容一新し成長路線目指す
アメイズ <6076> (福証)は中期的にスケールの大きな上昇相場が期待できそう。1月15日に発表された前2013年11月期決算は、売り上げ93億1800万円と前々期比9.6%増、営業利益は14億2800万円、同65.9%増の極めて好調な決算となった。
ホテル業界は、東日本大震災の影響が一巡し、ビジネス、観光ともに需要が回復し、客室稼働率は改善してきている。そうした中、HOTEL AZ福岡糸島店の新築を皮切りに、鹿児島大崎店、福岡夜須店、北九州若松店及び福岡飯塚店の5店舗を開店、さらに既存店の宿泊・飲食設備の改装やメニューの刷新を通じ、集客力強化を図ってきたことが奏功している。
ただ、今2014年11月期については,売上げは102億7000万円と、前期比10.2%増と伸びるが、営業利益は11億9000万円と同16.7%の減益見通しが明らかになった。株価的にはここらあたりが若干足かせとなっているようだ。
従来の株式会社亀の井ホテルの称号について、2013年3月に、企業イメージ一新のため、商号を株式会社アメイズに変更した。駅周辺に展開するこれまでのホテルの常識に一線を画し、他社が手がけていない、ロードサイドの宿泊と飲食複合施設スタイルのホテルを考案した。また、ホテル単体の出店ではなく、飲食部門を併設するという相乗効果により、ビジネス、ファミリーなど幅広い層の集客につながっている。
日本にはまだ数少ないロードサイド型ホテルという新しいスタイルが定着し、当社の収益アップにつながっている。今期も福岡田川店を皮切りに、91室タイプのHOTEL AZ新店舗を16店舗新規開店する予定だ。商号変更をきっかけに新業態のホテルとして前期にスタートをきっており、収益はこれから大きく伸びていく方向にある。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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