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【中国の視点】ネット通販市場は30兆円突破へ、「微博」などSNS宣伝が売上増加のカギ
*08:02JST 【中国の視点】ネット通販市場は30兆円突破へ、「微博」などSNS宣伝が売上増加のカギ
中国のインターネット通信販売の市場規模が2013年に1兆7500億元(約30兆円)を突破すると見込まれている。同年1-9月の売上高は1兆3000億元に上り、11月11日の「独身節」など大型セールもあり、通年ベースでは1兆7500億元を超えることがほぼ確実だと予測されている。
また、2013年は前年に続き、20%以上の増加ペースを維持すると期待されている。インターネット利用者数の増加や物流インフラの整備加速がネット通販の増加に寄与している。中でも地方都市や貧困地区によるネット通販の利用急増が報告されている。こうした地域では大型ショッピングモールが少ないことや、交通の面では不便なところがネット通販の利用を増加させている。
統計によると、広西チワン族自治区は2012-2013年のネット通販の利用増加率1位に輝いたという。また、ネット決済大手アリペイ(支付宝)の利用率(2013年)が最も高い地区はチベット族が多く住んでいる青海省だったとも報告された。一方、広東省や浙江省など比較的裕福な地区のネット通販の購買額が上位を維持しているものの、利用者数の増加ペースがやや鈍化している。
また、ネット通販の売上高を伸ばすには中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)での宣伝が欠かせないとも指摘された。統計によると、中国人のネット利用者の91%は過去6カ月にSNSを利用しており、米国の67%と韓国の70%を大幅に上回った。また、ツイッター上のコメントを参考にして商品を購入する人も少なくないと報告され、SNSで自社のサイトを立ち上げることはもはや常識だと指摘されている。《ZN》
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