NY為替：ドル・円は104円30銭、ルー米財務長官発言を受けて円の買い戻しが加速

*07:00JST NY為替：ドル・円は104円30銭、ルー米財務長官発言を受けて円の買い戻しが加速

16日のニューヨーク午前の外為市場で、ドル・円は104円63銭から104円15銭へ下落し104円30銭で引けた。米国の11月対米証券投資が売り越しとなるなど海外資本による米国資産離れに伴うドル売りが優勢となったほか、週次新規失業保険申請件数で継続受給者が増加したため債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。また、ルー米財務長官の発言「日本は経済的な利点のために為替に依存することはできない」を受けて円の買い戻しが加速した。

ユーロ・ドルは、1.3613ドルへ上昇後、1.3584ドルまで反落し1.3615ドルで引けた。クーレ欧州中央銀行（ECB）理事のハト派発言「ECBはフォワードガイダンスを強化する準備がある」、「預金金利の引き下げの可能性」、「経済の回復にともないECBが追加の長期リファイナンシングオペ（LTRO）を実施しない可能性」を受けてユーロ売りが再燃。ユーロ・円は、142円41銭から141円73銭まで下落した。

ポンド・ドルは、1.6383ドルまで上昇後、1.6322ドルへ反落。ドル・スイスは、0.9086フランから、0.9032フランへ下落した。

[経済指標」

米・前週分新規失業保険申請件数：32.6万件（予想：32.8万件、前回：32.8万件←33万件）
米・12月消費者物価指数：前年比+1.5％（予想：+1.5％、11月：+1.2％）
米・12月消費者物価コア指数：前年比+1.7％（予想：+1.7％、11月：+1.7％）
米・12月消費者物価指数：前月比+0.3％（予想：+0.3％、11月：0.0％）
米・12月消費者物価コア指数：前月比+0.1％（予想：+0.1％、11月：+0.2％）
米・11月対米証券投資の長期有価証券(株式スワップ等除く)：-293億ドル（予想：+185億ドル、10月：+287億ドル←+354億ドル）
米・11月対米証券投資：-166億ドル（10月：+1881億ドル←+1949億ドル）
米・1月フィラデルフィア連銀業況指数：9.4（予想：8.7、12月：6.4←7.0）
米・1月NAHB住宅市場指数：56（予想：58、12月：57←58）《KO》