【中国の視点】不動産市場の病は深刻、政府高官もバブル崩壊に触れる

2014年1月15日 08:03

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記事提供元:フィスコ


*08:03JST 【中国の視点】不動産市場の病は深刻、政府高官もバブル崩壊に触れる
住宅都市農村建設部(住建部)の仇保興・副部長はこのほど、不動産バブルが崩壊するまでしばらく時間がかかると発言し、微調整などを通じてバブルの崩壊を避けることが可能だとの見方を示した。

仇副部長は不動産バブルの崩壊を回避できると伝えたかったが、曖昧な表現を受けて国民の不安が高まっていると指摘された。今回の発言では、崩壊までどのぐらいの時間がかかるか明言されなかったほか、微調整手段という表現も意味不明だと批判された。また、微調整だけではバブル崩壊を回避できないとの見方が多く、不動産市場をソフトランディング(軟着陸)させるには、関連措置を早急に講じる必要があると指摘された。

業界アナリストは、主要都市における不動産バブルが起きていることが明白だと指摘。不動産バブルの崩壊が中国経済に甚大な打撃を与えるため、バブルだけ潰して崩壊を回避させる必要があると強調した。また、一連の対策が実施されても目立った効果がなかったため、政策の改善や都市別の微調整なども必要だとの見解を示した。

なお、現時点では、財政や土地、所得配分システムの改革に加え、低価格住宅の供給拡大や上海や重慶市で試験的に徴収されている不動産税(固定資産税に相当)の全国拡大などの対策を同時に進行する必要があると提言されている。《ZN》

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