米国株式相場 上昇、小売売上高を好感

2014年1月15日 06:57

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記事提供元:フィスコ


*06:58JST 米国株式相場 上昇、小売売上高を好感

米国株式相場は上昇。ダウ平均は115.92ドル高の16373.86、ナスダックは69.71ポイント高の4183.02で取引を終了した。朝方発表された12月小売売上高が予想を上回ったほか、大手行決算も予想を上回り買いが先行。15日に期限となる暫定予算案に関して、今年9月までの包括的歳出法案で与野党が合意に達したことも好感され、終日堅調推移となった。セクター別では全面高となり、特に半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスの上昇が目立った。

大手行のJPモルガン・チェース(JPM)とウェルズ・ファーゴ(WFC)は、僅かながらも予想を上回る決算を発表して小幅上昇。検索大手のグーグル(GOOG)は、ホームオートメーション(住宅設備機器の自動化)のネスト・ラボの買収を発表して上昇。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、昨年10-12月期に予想を上回る約6900台を納車したことが明らかとなり堅調推移となった。一方でビデオゲーム小売のゲームストップ(GME)は業績下方修正を発表して急落となった。

好調な12月小売売上高を受けた個人消費の力強さを背景に、今週から本格化する主要企業決算にも楽観的な見方が広がりつつある。《KG》

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