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冷静に中小型株物色が続きそう/後場の投資戦略
記事提供元:フィスコ
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;15585.89;-326.17TOPIX;1277.92;-20.56
[後場の投資戦略]
日経平均はギャップ・ダウンで始まり、15500円を割り込んだ後は下げ幅を縮めているが、25日線が上値抵抗として意識されやすい。マドを空けての下げにより、アイランド・リバーサル(上昇中なら天井のサインとなりやすい)形状になる。15500円割れでいったんは押し目も意識されやすい水準だろうが、積極的にはリバウンドが狙いづらいところである。また、円相場は1ドル103円40銭、1ユーロ141円30銭と、朝方の水準からは円安に振れてきている。しかし、25日線レベルまで調整をみせていたNYダウの反転をみるまでは、主要銘柄への物色は限られそうだ。
今晩の米国市場では12月の小売売上高の発表が予定されている。12月はクリスマス商戦の影響から期待できそうだが、足元の寒波によって経済への影響が警戒されやすい。再びQE縮小ペースが低下するとの見方に向かわせることにもなりそうだ。
とはいえ、全般軟調ながら、中小型株への物色は強い。ジャスダック平均、マザーズ指数はプラス圏で推移。東証2部指数はマイナスではあるが、下落率は0.31%と、日経平均の-2.05%、TOPIXの-1.58%と比べ、小幅な下げにとどまっている。日経平均の弱い動きを睨みながら、冷静に中小型株物色が続きそうである。(村瀬智一)《FA》
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