週刊ダイヤモンド今週号より~LINEが台風の目になる?今年のIPO銘柄はこれだ

2014年1月14日 08:01

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記事提供元:フィスコ


*08:01JST 週刊ダイヤモンド今週号より~LINEが台風の目になる?今年のIPO銘柄はこれだ
今年のIPOの目玉は何といっても、SNSを展開するLINEとなるでしょう。上場すれば時価総額は1兆円に達するため、いきなり東証1部に上場することになりますが、新興市場に及ぼす影響も大きそうです。LINEのサイト内で広告やポイントサービスを手掛ける新興市場銘柄がすでに、互いに連動した値動きを見せており、LINEは今後、自身の株価でこれらの銘柄の売買を左右することにもなるためです。今後、音楽配信などに事業を広げれば、今は関連のない銘柄も動かす「台風の目」となるかもしれません。

ほか、“未上場銘柄の巨人”であるリクルートホールディングスも、上場すれば時価総額は1兆円規模になりそうです。また、新興市場では引き続き、インターネット、バイオ関連銘柄の上場が続くと見られます。特にバイオベンチャーでは、上場の機会を探っている企業は多いと見られています。安倍政権がバイオ・再生医療を成長戦略に位置づけるなど、空前の追い風が吹いている状況でもあります。

昨年の新興市場におけるIPOは41社と5年ぶりの高水準になりましたが、14年はさらに増加が見込まれています。乱高下という難関をくぐり抜け、どれだけの企業が成長を続けられるのか注目されます。なお、ダイヤモンド誌では、これから上場が見込まれる銘柄14社をリストアップしています。《NT》

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