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概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場のボベスパ指数は50000の大台割れ、約5カ月ぶりの安値更新
*10:53JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場のボベスパ指数は50000の大台割れ、約5カ月ぶりの安値更新
【ブラジル】ボベスパ指数 49321.68 -2.48%
昨日9日のブラジル市場は大幅反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1254.96ポイント安(-2.48%)の49321.68で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは5、値下がり66、変わらず1と売りが優勢。セクター別では、通信とヘルスケアを除くすべてのセクターが下落し、中でも石油・ガスや素材に売りが集中した。
小幅安で寄り付いた後はじりじりと下げ幅を拡大させた。ボベスパ指数はこの日、終値ベースで昨年8月8日以来の安値を更新し、50000の大台を割り込んで引けた。
【ロシア】MICEX指数 1465.14 +0.17%
9日のロシア市場は小反発。主要指標のMICEX指数は前日比2.47ポイント高(+0.17%)の1465.14で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは27、値下がり22、変わらず1と買いが優勢となった。
横ばいで寄り付いた後は上値を追う展開を示したが、終盤に上げ幅を縮小させた。ウエート1位の天然ガス大手ガスプロム(GAZP)の続伸などが指数をサポート。中国向けの天然ガス輸出をめぐり、近く契約を結ぶとの観測が引き続き支援材料となった。
【インド】SENSEX指数 20713.37 -0.08%
9日のインドSENSEX指数は小幅安。寄り付きは買い優勢となったが、その後は小安い水準でもみ合った。前日発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に目立ったサプライズはなく、投資家の目線は翌10日から始まる主要企業の四半期決算へと移行。市場予想では、先陣を切るIT大手インフォシスの10-12月期決算は前年同期比13.9%増益が見込まれている。通期計画の上方修正を期待する向きもあるが、海外で稼ぐ企業以外の業績に対しては不安材料も多い。
【中国本土】上海総合指数 2027.62 -0.82%
9日の上海総合指数は続落。朝方は下げ渋ったが、後場に下げ幅を拡大。終値で昨年7月31日以来の安値を更新した。需給懸念が引き続き圧迫材料。1年以上停止している新規株式公開(IPO)の再開をめぐり、この日も2社が公募を行った。また、中国人民銀行(中央銀行)が引き続き定例オペを見送ったことも流動性懸念につながった。一方、株式市場への長期資金の流入観測が朝方の下支え要因に。当局は今週7日と8日に保険会社の投資規制緩和を発表している。《FA》
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