《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!

2014年1月10日 08:55

印刷

記事提供元:フィスコ


*08:56JST 《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!
【小幅高となる】15900-16000円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
注目されていたファーストリテ<9983>の第1四半期決算は、営業益が前年同期比13.1%増の640億円だった。ADR(米国預託証券)では4%超の上昇をみせており、これが日経平均を下支えすることになろう。また、オプションSQも通過するため、アク抜け感から足元で先物に振らされていた状況も落ち着きをみせてくる可能性がありそうだ。

とはいえ、米雇用統計を控えていることから、積極的な売買は手控えされそうであり、前日の大幅な下げに対するリバウンドにとどまりそうだ。米アルミ生産最大手アルコアの2013年第4四半期決算は、調整後の利益がアナリストの予想を下回り、時間外で弱い動きをみせていることも手掛けづらくさせそうだ。

ボリンジャーバンドの+1σは16020円辺りに位置しているが、これが上値抵抗になりそうだ。昨年末の高値をピークに上値を切り下げているトレンドであり、前日の価格レンジ内でのこう着といったところか。15900-16000円のレンジを想定する。

【小幅高となる】もみ合いも、ファストリが指数をけん引=フィスコ佐藤 勝己
米国市場、為替市場ともにまちまちの動きと、方向感は定めにくい状況にある。米国では雇用統計も控えており、様子見ムードも強まりそうだ。雇用統計は良好な結果が想定されるものの、金融緩和縮小ペースの早まりに対する警戒感などもあろう。日経平均寄与度の高いファーストリテイが想定以上の好決算を発表、日経平均をけん引する形が見込まれ、指数はやや強含みか。

【小幅高となる】米雇用統計、3連休を控えて様子見か=フィスコ伊藤 正雄
9日の米国株式は下落。朝方発表された週間新規失業保険申請件数がわずかながら予想より少なかったことで買いが先行したものの、明日の雇用統計への警戒感から売りに押される展開となった。セクター別では、運輸や食品・生活必需品小売が上昇、一方で電気通信サービスやテクノロジー・ハード・機器が下落した。

セクター別では、運輸や食品・生活必需品小売が上昇、一方で電気通信サービスやテクノロジー・ハード・機器が下落した。マーケット終了後にアルミニウムのアルコア(AA)が発表した10-12月期決算は、アナリスト予想を下回り、時間外取引で下落して推移している。

CMEの225先物は大証の日中終値より10円高い15920円で取引を終了。NY時間での高値は15930円、安値は15810円、上下のレンジは120円。為替市場では、ドル・円、ユーロ・円ともにほぼ変わらずで戻ってきた。本日は米雇用統計、3連休を控えて様子見となりそうだ。《MI》

関連記事