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今日の為替市場ポイント:12月の米雇用統計発表を控えて投資家の多くは様子見姿勢
記事提供元:フィスコ
*08:25JST 今日の為替市場ポイント:12月の米雇用統計発表を控えて投資家の多くは様子見姿勢
昨日9日のドル・円相場は、東京市場では104円74銭から104円99銭で推移。欧米市場では一時104円57銭まで下落し、104円82銭で取引を終えた。
本日10日のドル・円は105円前後で推移か。日本時間午後10時30分に発表される12月の米雇用統計の内容を確認したいことから、投資家の多くは様子見を続けるもよう。アジア市場でのドル・円の取引はやや閑散となる可能性がある。
欧州中央銀行(ECB)は9日、現行の金融政策を維持することを発表した。ドラギECB総裁は記者会見の中で、「中期的な物価上昇圧力は抑制的」、「成長には下押しリスクがある」などの見解を表明した。外為市場では、「必要であれば、さらに断固とした措置をとる」、「中期的な判断が悪化したと考える理由がある場合に行動する」との発言を意識して、ユーロ売りが強まる場面があった。
ドラギECB総裁が「政策金利は長期にわたり現行水準か、それを下回る」と述べたことについて、市場関係者の間からは「特に驚くことではない」との声が聞かれている。
ECBによる追加緩和の可能性は消えていないことから、ユーロの上昇はある程度抑制される可能性がある。市場参加者の間では、2014年中にユーロが1.4ドルを超えることはないとの見方が増えているようだ。《KO》
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