前日の価格レンジ内でのこう着か/日経225・本日の想定レンジ

2014年1月10日 08:04

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記事提供元:フィスコ


*08:04JST 前日の価格レンジ内でのこう着か
[本日の想定レンジ]
 9日のNY市場は下落。朝方発表された週間新規失業保険申請件数が僅かながら予想より少なかったことで買いが先行したものの、明日の雇用統計への警戒感から売りに押される展開となった。ダウ平均は17.98ドル安の16444.76、ナスダックは9.42ポイント安の4156.19。

 注目されていたファーストリテ<9983>の第1四半期決算は、営業益が前年同期比13.1%増の640億円だった。ADR(米国預託証券)では4%超の上昇をみせており、これが日経平均を下支えすることになろう。また、オプションSQも通過するため、アク抜け感から足元で先物に振らされていた状況も落ち着きをみせてくる可能性がありそうだ。

 とはいえ、米雇用統計を控えていることから、積極的な売買は手控えされそうであり、前日の大幅な下げに対するリバウンドにとどまりそうだ。米アルミ生産最大手アルコアの2013年第4四半期決算は、調整後の利益がアナリストの予想を下回り、時間外で弱い動きをみせていることも手掛けづらくさせそうだ。

 ボリンジャーバンドの+1σは16020円辺りに位置しているが、これが上値抵抗になりそうだ。昨年末の高値をピークに上値を切り下げているトレンドであり、前日の価格レンジ内でのこう着といったところか。15900-16000円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 16000円−下限 15900円《TM》

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