NY金:反発で1229.4ドル、前営業日レンジで推移

2014年1月10日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY金:反発で1229.4ドル、前営業日レンジで推移

NY金は反発(COMEX金2月限終値:1229.4 ↑3.9)。2013年は長期的なダウントレンドが続くなか、12月6日には1210.1ドルまで下落。19日に6日の安値を割り込んだものの、1186ドルまでで大きく広がらず26日に6日のレベルを突破、31日に1181.4ドルまで下落。ただ、年を越すとギャップアップし、6日には1247.7ドルまで上昇。その後、短時間で30ドル以上下落したが直ぐに戻したが、7日に下げると8日は1218.3ドルまで下げた。9日は大きな動きを示さなかった。

8日午後に明らかになった100億ドルの資産購入プログラム縮小と利上げは早くとも2015年頃になるとの見通しを示した前月17-18日の議事録では、プログラムの経済への効果は薄れている、としている。市場の終了タイミング予想に関しては10月から年末がコンセンサス。現在の関心は利上げタイミングに移っているとの見方もある。先週、リッチモンド連銀のラッカー総裁は、「非常に高い確率で利上げは2015年内」としながらも、「成長が加速すれば、年内の利上げは可能」としている。《KO》

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