9日の中国本土市場概況:続落、上海市場は昨年7月以来の安値更新

2014年1月9日 17:01

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:01JST 9日の中国本土市場概況:続落、上海市場は昨年7月以来の安値更新

9日の中国本土市場は続落。上海総合指数は前日比16.72ポイント安(-0.82%)の2027.62、深セン成分指数は同55.41ポイント安(-0.71%)の7746.74で取引を終えた。前半は底堅い展開を示したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大。上海総合指数はこの日、終値ベースで2013年7月31日以来の安値を更新した。

需給懸念が引き続き圧迫材料。1年以上停止している新規株式公開(IPO)の再開を巡り、昨日に続いて今日も2社が公募を行う計画だ。昨日の申込倍率が100倍を超えたと報じられた。また、中国人民銀行(中央銀行)が今日の定例オペを見送ったことも流動性不足懸念を強めた。

一方、株式市場への長期資金の流入観測が支援材料となり、前半は底堅い展開を示した。当局は今週7日と8日に保険会社の投資規制緩和案を発表。また、通信やゲーム関連も買われた。電子商取引大手であるアリババ・グループがゲーム業界に参入することや、家庭ゲーム機の国内生産・販売の解禁が引き続き好感された。さらに、今年の鉄道投資計画が発表されたことや、「一人っ子政策」の緩和に関する政府会合が開催されたことなども関連銘柄の支援材料となった。

なお、12月の消費者物価指数(CPI)上昇率は2.5%となり、市場予想の2.7%を下回った。明日10日から12月の貿易収支や元建て新規貸出額などの発表を控えており、様子見ムードがしばらく続く可能性がある。《KO》

関連記事