概況からBRICsを知ろう~中国本土市場は反落、IPO再開による需給悪化懸念が継続

2014年1月9日 10:03

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記事提供元:フィスコ


*10:03JST 概況からBRICsを知ろう~中国本土市場は反落、IPO再開による需給悪化懸念が継続
【ブラジル】ボベスパ指数 50576.64 +0.29%
昨日8日のブラジル市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比146.62ポイント高(+0.29%)の50576.64で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは38、値下がり33、変わらず1と買いが優勢。セクター別では、金融や消費者サービスが買われた半面、ヘルスケアや消費財が安い。

おおむねプラス圏で推移し、後半に上げ幅をやや縮小させた。鉱工業生産が市場予想を上回ったことが支援材料。統計局は8日、11月の鉱工業生産が前年同月比で0.4%上昇したと発表した。これは市場予想のマイナス0.8%を上回る。前月比ではマイナス0.2%と、こちらも市場予想のマイナス1.1%を上回った。

【ロシア】MICEX指数 1462.67 -0.24%
8日のロシア市場は小幅続落。主要指標のMICEX指数は前営業日比3.48ポイント安(-0.24%)の1462.67で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは25、値下がり24、変わらず1と買いが優勢となった。

中盤にプラス圏を回復する場面もあったが、終盤に再びマイナス圏に転じた。NY原油先物が大幅に反落したことが石油など大型銘柄の売り材料。また、12月の米ADP民間雇用者数が市場予想を上回ったことを受け、同国の量的緩和(QE)縮小ペースが速まるとの見方が強まった。

【インド】SENSEX指数 20729.38 +0.17%
8日のインドSENSEX指数は6営業日ぶりに反発。前日の米国株式相場が反発した流れを引き継ぎ、寄り付きから買いが先行。朝方に一時マイナス圏に転落する場面もあったが、その後すぐに持ち直した。前日7日まで5営業日続落したとあり、景況感指数の低迷など悪材料が織り込まれたとの見方も買い戻し機運につながった。とはいえ、指数は積極的に上値を追いかける動きともならず。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容を見極めたいとの思惑が強まった。

【中国本土】上海総合指数 2044.34 -0.15%
8日の上海総合指数は反落。買いが優勢となる場面も見られたが、結局マイナス圏で取引を終えた。新規株式公開(IPO)の再開が近いことが引き続き需給悪化懸念を強めた。また、影の銀行(シャドーバンキング)の規制強化観測も不動産などの圧迫材料となった。ただ、指数の下値は限定的。保険会社によるベンチャー企業向け市場「創業板」への投資が認められたことなどが株式市場への資金流入期待につながった。《FA》

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