東芝:トルコの地熱発電所向け発電システムを受注、東アフリカ地区の地熱発電案件への参入も計画

2014年1月8日 18:18

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記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【1月8日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 東芝(東・名:6502)は8日、トルコの大手電力事業者のゾルルエナジー社(本社:トルコ マニサ県)から、トルコ西部に建設を予定しているアラシェヒル地熱発電所向けのタービンなど発電設備一式を受注したと発表した。10月から順次納入する予定。

 トルコでは、今後の人口の増加や内需の拡大に伴い発電需要が増加することが見込まれており、トルコ政府は、地熱資源が豊富な西部を中心に開発を進め、2023年までに国内の地熱発電量を現在の30万キロワットから倍増させる計画だという。

 東芝が今回受注したのは、地中からの蒸気を直接利用する3万キロワット級のフラッシュ型発電設備と、加熱した蒸気を利用する1万キロワット級バイナリー型発電設備を組み合わせた4万キロワット級の発電システムで、同社としてはトルコで初めての地熱発電設備の受注。

 東芝は北米、東南アジア、欧州など世界各国に52台、約280万キロワットの地熱発電設備を納入し、発電設備容量ベースで世界トップの23%注のシェアを占める。2013年8月には、同社はトルコおよび周辺国における電力システム事業の強化に向け、東芝トルコ社を設立した。今回の受注をきっかけに、トルコに加え、東アフリカ地区で計画されている地熱発電案件への参画に向け、営業活動を加速するという。【了】

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