トライSTG 3Q累計決算は増収増益、子会社でのDM発送代行事業の受注が好調

2014年1月8日 13:33

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記事提供元:フィスコ


*13:33JST トライSTG---3Q累計決算は増収増益、子会社でのDM発送代行事業の受注が好調

トライステージ<2178>は12月27日、第3四半期累計(2013年3-11月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比12.5%増の277.63億円、営業利益が同2.0倍の6.67億円、経常利益が同96.8%増の6.67億円、純利益が同2.2倍の3.63億円と大幅な増収増益を達成した。

セグメント別にみると、主力のダイレクトマーケティング支援事業において、前年同期に貸倒引当金354百万円を計上していたが、今期は大きなマイナス要因がなかったため、セグメント増益となった。子会社で展開するダイレクトメール発送代行事業においては、ゆうメールとメール便の取扱件数規模を活かして仕入が安定したなかで、顧客企業からの受注が好調に推移し、セグメントで増収増益となった。また、前期に子会社を連結した際の連結対象期間が2ヶ月間と一部寄与であったのに対して、当期では9ヶ月間フルに寄与したこともセグメント増収増益に影響した。なお、2014年3月に予定している本社移転に伴い、当第3四半期に本社移転費用0.28億円を特別損失として計上している。

期末に向けて、引き続き新業種・新領域における新規顧客の獲得・育成に注力するほか、リスク管理を強化して貸倒リスクを低減していく。

通期業績予想は3月に発表した計画を据え置いた。売上高が前期比9.5%増の370.26億円、営業利益が同67.9%増の8.34億円、経常利益が同59.6%増の8.03億円、純利益が同68.5%増の4.18億円としている。通期計画に対する第3四半期末時点での営業利益の進捗率は約80.0%となっている。

同社は、ダイレクトマーケティングを実施する企業を包括的に支援する企業である。テレビ通販の番組枠やテレビCM枠をメディアより購入して、企画、制作、受注等の付加価値を付けてクライアント企業に販売している。《FA》

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