注目銘柄ダイジェスト(前場):日本橋梁、ファーストリテ、マツダなど

2014年1月6日 11:35

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):日本橋梁、ファーストリテ、マツダなど

日本橋梁<5912>:212円(前日比+12円)
急伸。国土交通省では、2014年度から橋やトンネルの定期点検を自治体に義務付けると報じられている。新たな補助金創設なども検討するもよう。インフラの老朽化が進む状況下、橋梁の補修需要の拡大につながるとの見方から、同社など橋梁関連に関心が高まる格好のようだ。ただ、厳しい財政事情の中で公共事業に回せる財源は限られ、今後は需要が乏しい道路は閉鎖するなど、補修対象を絞り込むことも課題になるなどと伝わっている。

ファーストリテ<9983>:41650円(同-1750円)
売り優勢。指数連動性の高い銘柄として、日経平均の下落に連れ安する展開となっている。また、本日は12月の月次動向が発表される予定であり、警戒感なども強まっているものとみられる。20日締め衣料品専門店各社の12月の動向は総じて低調な推移が目立つ状況にあるようだ。

良品計画<7453>:11540円(同+170円)
昨年来の高値を更新して、2000年以来の高値水準にまで上昇している。消費増税後も価格維持、実質的に値下げするとの報道が伝わっている。増税分の3%は生産委託先の見直しや物流費の削減などで吸収できるとの判断のようだ。価格据置に伴う消費者の需要シフトで、販売拡大が期待できるとの見方が先行しているようだ。

マツダ<7261>:536円(同-8円)
売り優勢の展開。昨年末にかけて上昇ピッチを早めていたが、本日は為替の円高転換などを受けて利食い売りが先行する格好に。とりわけ、対ユーロで円高が進行、大納会当時に145円台であったユーロ・円は、年末年始休暇中に一時141円台にまで下落している。自動車セクターの中でも円高デメリットが大きく、ユーロ・円の影響も大きい同社の売り材料につながる格好へ。

商船三井<9104>:464円(同-10円)
続落。海運セクターは業種別で下落率第2位となっている。年末年始中に海運指数が下落、売り材料と捉えられているようだ。バルチック指数は年末から年始にかけて10%を超える大幅な下落となっている。なお、商品市況では原油市況の下落も目立ち、鉱業セクターが業種別下落率のトップになっている。

東洋電機製造<6505>:334円(同+10円)
5日続伸。米ロサンゼルスの都市鉄道向け電機品で、30億円超の追加受注にメドをつけたと報じられている。2012年に受注していた案件の追加受注が確実になったもよう。東南アジアでは地下鉄など生活インフラへの投資を加速するとの報道などもあり、鉄道関連銘柄には今後のインフラ輸出への期待感なども高まりやすい状況とみられる。

UMN<4585>::3420円(同+370円)
大幅反発。昨年末は前期業績予想の下方修正を背景にストップ安となったが、インフルエンザ関連のテーマ性があらためて材料視され反転の動きとなっている。年末年始休暇中には、香港の衛生当局が鳥インフルエンザウイルス(H9N2型)感染が確認されたと発表したほか、中国・上海市の衛生当局が新たに「H7N9型」の鳥インフルエンザウイルスの感染者が出たと発表したと伝わっていた。

ホットリンク<3680>:27990円(同+4560円)
大幅続伸。同社やメディアドゥ<3678>、ブイキューブ<3681>など、直近IPO銘柄の一角が上場来高値を更新。直近IPO銘柄は値動きの軽さが材料視されているほか、1月はIPOの休止期間となることから、昨年12月のIPO銘柄を中心に循環物色の動きが継続している。なお、昨年末に賑わっていたHMT<6090>は買い一巡後に利益確定売り優勢に。

サイバーエージェント<4751>:4405円(同+125円)
買い先行。同社やセリア<2782>、VTHD<7593>など、「JPX日経400」構成銘柄の一角が堅調に推移している。本日から新株価指数「JPX日経インデックス400」の算出開始を受けて、指数構成銘柄にはあらためて関心が高まっているようだ。とりわけ、新興市場の構成銘柄については、指数連動の運用に伴う金流入期待が高まる格好に。《KO》

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