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NYの視点:金は何故弱いままなのか
記事提供元:フィスコ
*07:02JST NYの視点:金は何故弱いままなのか
金価格の下落は一服した様子もあるが、下げトレンドは継続しているとの見方が多い。COMEX金先物相場は、6月28日に1179.40ドルまで下げた後に8月28日に1434.00ドルまで反発したが、直近では1186ドルまで反落している。市場参加者の間では、金相場の大幅な反発は当面期待できないとの見方が多い。米量的緩和策の縮小が決定されたことは、金相場の反発を抑制する要因として意識されているようだ。
市場参加者の間では、米国の金融政策が正常化に向かっていることが金価格下落の最大の要因との見方が多いようだ。米連邦準備制度理事会(FRB)はリーマン・ショック後の危機対応として、ドル資金を大量に供給する量的緩和政策で景気の下支えを実施してきたが、失業率の低下などを理由に、もはやその必要はなくなりつつあるとの意見が政策担当者の間で力を持ち始めている。
一部では、FRBはドルの通貨価値を大幅に回復させることを意図しているのではないか、との見方もある。ドルの価値が高まることは、これまで「避難先、安全資産」として注目されていた金に対する需要減退につながることになる。
FRBが利上げを実施すれば、代替資産としての金の地位は低下するとの見方が多い。なお、主要国でインフレ進行のリスクが台頭していないことが金下落の要因ではないか、との見方があるが、日本のインフレ率は上昇しつつあることから、予断を持てない状況か。《KO》
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