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円相場が一時1ドル=105円台乗せ、円安・ドル高基調は継続か
*09:44JST 円相場が一時1ドル=105円台乗せ、円安・ドル高基調は継続か
外国為替市場では円安・ドル高の流れが継続し、ドル・円相場は27日の東京時間、2008年10月6日以来となる1ドル=105円台に乗せる場面がありました。
日銀が公表した金融政策決定会合の議事要旨(11月20-21日開催分)では、ある委員が「景気鈍化が成長トレンドの下方向へのシフトを示唆している可能性がある」と指摘していたことが判明。市場参加者の間では議事要旨について、景気が一段と鈍化すれば日銀が緩和拡大を強いられることが明確に示されたとの見方が浮上しており、これが円安進行に拍車をかけたとみられています。
一方、米国で相次ぐ良好な経済指標もドル高を促しています。米労働省が26日発表した先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は33万8000件と、前の週の38万件から4万2000件減少しました。ブルームバーグがまとめた市場予想34万5000件をも下回る数字で、米国の雇用市場が順調に改善していると市場が捉えた可能性があります。
さて、27日朝に発表された11月の日本の全国消費者物価指数(CPI、生鮮食品除く)上昇率は前年比1.2%上昇し、前回の0.9%と市場予想の1.1%をともに上回りました。また、同月の小売売上高は前月比1.9%増と、前月の0.9%減(修正値)からプラス転換。市場予想の1.0%も上回りました。半面、鉱工業生産は前年比5.0%増と、市場予想と前回実績の5.4%を下振れ。
ちなみにCPI上昇率が1%を上回るのは2008年以来、初めてのこと。日銀が目標とする物価2%上昇の半分に到達した形ですが、「2年で物価2%」は達成なるか。あるいは目標未達や景気下振れリスクで追加緩和なるか。為替市場はここに注目しています。
(フィスコ・リサーチ・レポーター)《RS》
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