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【木村隆のマーケット&銘柄観察】空中戦の様相が強まる、オプションめぐり意外な高値も
記事提供元:日本インタビュ新聞社
【相場展望】(12月24~27日)
12月第2週(9-13日)、海外投資家は日本株市場で7052億円の大幅買い越しを記録した。7週連続の買い越しとなる。先高観から押し目買いが流入している模様だ。目先狙いのヘッジファンドは先物市場で乱高下を引き起こす要因になっているが、長期投資家は長いスパンで日本の成長戦略を評価し、買いを着実に進めているようだ。
20日の米株式市場ではNYダウは前日比42ドル高となり、3日連続で過去最高値を更新した。CMEの日経平均先物も1万5915円と、5月22日の高値1万6000円に肉薄してきた。足元、12月16日の1万5150円から急ピッチの価格値戻しを進めてきたが、市場には高揚ムードが全く感じられない。
先物市場中心の上げとあって、個人投資家にとっては、空中戦の様相が強いことが要因である。2014年1月の1万6000円のコールオプションの建玉が大きく膨らんでいる。コールの買い方が攻勢を強める動きとともに、売り方も1万6000円越えとなれば先物買いのヘッジ商いを活発化する可能性も強い。慎重論が強い中で、意外な高値を示現する要素も見える。
それにしても安倍首相の成長戦略はどこへ行ってしまったのだろう。(木村隆・日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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