20日の中国本土市場概況:上海市場は2100の大台割れ、6月の急落相場の再来に警戒感

2013年12月20日 17:01

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記事提供元:フィスコ


*17:02JST 20日の中国本土市場概況:上海市場は2100の大台割れ、6月の急落相場の再来に警戒感

20日の中国本土市場は続落。上海総合指数は前日比43.00ポイント安(-2.02%)の2084.79、深セン成分指数は同180.99ポイント安(-2.22%)の7966.72で取引を終えた。朝方は狭いレンジでもみ合ったが、その後はじりじりと下げ幅を拡大させた。上海市場はこの日、9営業日続落し、2100の大台を割り込んで引けた。

金利の続伸を受けて、6月の急落相場が再びやってくると警戒する動きが目立った。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の各種類は今日20日で5日続伸。14日物は7%を突破し、7%を上回ったのは6月26日以来となる。また、A株式市場からの資金純流出が直近1週間で続いたとの報告も逆風になった。

一方、中国人民銀行(中央銀行)が短期流動性オペ(SLO)を通じて銀行間市場に計2000億元(約3兆4000億円)の資金を供給したと報じられた。これについて、流動性不足圧力の一時しのぎにしかならないと指摘された。年末要因や来年の新規株式公開(IPO)の再開を受けて、流動性不足が当面続くとの見方が多い。

また、来週の人民銀の動きについて、全く読めないとの見方も投資家の不安心理を強めた。金利の上昇を受けて、昨日19日に買いオペが実施されると期待されたが、結局行われなかった。来週について、人民銀が買いオペを実施せず、SLOを継続すると予測されている。

セクター別では、金利上昇が嫌気され、銀行や保険、証券など金融関連が大幅安。一方、食品や農業関連が逆行高。食品安全や次世代農業に注力するとの政府方針が支援材料となった。《KO》

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