ザッパラス 上期は利益計画を上振れて着地

2013年12月19日 11:36

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記事提供元:フィスコ


*11:36JST ザッパラス---上期は利益計画を上振れて着地

若い女性向けにネットコンテンツ提供やECを手掛けるザッパラス<3770>は6日、2014年4月期の上期(5-10月)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比14.8%減の38.99億円、営業利益が同70.5%減の2.68億円、経常利益が同72.6%減の2.52億円、純利益が同73.4%減の1.58億円となった。減収減益ではあるものの、利益面では期初の会社計画を上回って着地した。

売上高については、ECでの販売が計画を下回ったことが影響した。一方、利益面では、スマートフォンユーザーを取り込むための新たな集客の仕組みづくりにかかる費用の一部が想定を下回ったため、会社予想を上回った。

下期に向けては、新たな顧客層を獲得することによって、コンテンツ事業の再成長を目指していく。具体的には、コンタクトポイントの拡大(自社メディアPV数の増加と、SNSを活用したユーザーとの長期的な関係構築手法の確立)とサービスの拡大(占いライトユーザー層向けコンテンツ、新ジャンルのコンテンツ・サービスの提供)に注力する。

通期業績予想は期初計画を据え置き、売上高が前期比13.6%増の101.00億円、営業利益が同29.7%減の10.00億円、経常利益が同39.6%減の10.00億円、純利益が同32.4%減の6.20億円としている。

同社は、可処分所得と購買意欲が高いとされる20~30代の女性を対象に、インターネットを介してコンテンツや商品を提供する。「占い」「デコメ」「待受」などターゲット個々の嗜好に合ったコンテンツや商品を提供し、ユーザーを囲い込むことで、集客力を向上させている点が特徴。《FA》

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