【木村隆のマーケット&銘柄観察】東洋エンジニアリングは先行きの明るさを取り込むローテーション

2013年12月18日 12:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  東洋エンジニアリング <6330> の出直り相場に期待が持てる。今2014年3月期の9月中間決算は営業損失44億8100万円(前年同期は15億4800万円の黒字)と、赤字に転落した。インドネシア向け化学肥料製造設備プロジェクトの収益悪化が要因。通期の営業利益の見通しを100億円から20億円(前期比26%増)へ、引き下げ、つれて、配当も従来計画の6円から3円(期末のみ)に減額修正した。そうしたまとまった悪材料を受け、11月13日には365円の年初来安値に売り込まれたが、そこで最悪事態を完全に織り込んだ。現在はそこからの価格復元過程。

  そうした中、中間決算での受注は、インドネシア向けエチレン製造設備能力増強、エジプト向けポリエチレン製造設備などの案件を獲得。また、カナダ市場進出以来の念願であった本格的EPC(設計・調達・建設)案件として、トーヨー・エンジニアリング・カナダ・リミテッドがオイルサンド処理設備も受注した。この結果、中間決算の受注高は、1706億円(前年同四半期比166%増)を確保した。来期の業績好転への土台は構築されている。

  また、前期より、中期経営計画「NEXTTOYO2015」をスタートさせている。海外では、北米地域において、シェールガスを利用したエネルギー、ガス化学、化学肥料の各分野の設備投資計画が活発化する動きが見られ、インド、インドネシアなどの新興国においては、エネルギー、素材、食糧、水の需要拡大を背景に、プラント建設、資源開発、インフラ整備のニーズは高いまま推移している。

  そうした好環境を背景に最終年度の2016年3月期には純利益120億円(前期14億5700万円)を目指している。株価は悪い所を見た後、先行きの明るさを積極的に取り込む方向へ動く順番と思われる。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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