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【木村隆のマーケット&銘柄観察】パーク24はモビリティ事業の黒字転換を評価、成長のエンジンに
パーク24 <4666> の好業績が改めて見直されそう。16日に発表された前2013年10月期決算は、売上げが1554億2800万円(前々期比11.4%増)、営業利益が195億900万円(同9.5%増)の好調な決算となった。
駐車場事業では、TONIC(タイムズオンラインシステム)データの分析を通じた駐車場運営の最適化、近隣店舗向けの駐車チケットの販売、電子マネー決済サービスの導入等、駐車場特性に応じたきめ細かい施策を実施。駐車場の運営件数は1万2769件と、前期に比べ8.8%増えた。
モビリティ事業では、今年4月よりレンタカーサービス「マツダレンタカー」を「タイムズ カー レンタル」へ、カーシェアリングサービス「タイムズプラス」を「タイムズ カー プラス」へブランド変更。それぞれの好調で売り上げを大幅に伸ばした。
モビリティ事業は第3四半期累計決算では、3億3800万円の営業損失を計上していたが、通期では6憶6800万円の営業利益を計上、黒字体質に転換してきた。カーシェアリングサービスについては、早期に市場を創出するために、「認知度の向上」、「規模の拡大」、「会員の獲得・利用の促進」の3つの戦略を掲げ、注力してきた。前期の黒字転換を受け、今後は業績に本格寄与し成長のエンジンになるものと思われる。駐車場事業の顧客に「タイムズ カー」を、モビリティ事業の顧客に「タイムズ駐車場」を使用してもらうことで、事業の融合とサービスの刷新を進める方針だ。
今2014年10月期も売上げ1680億円(前期比8.1%増)、営業利益217億円(同11.2%増)の増収、増益が見込まれている。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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