16日の香港市場概況:反落、経済指標の予想下振れや米緩和縮小観測が足かせに

2013年12月16日 17:32

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記事提供元:フィスコ


*17:32JST 16日の香港市場概況:反落、経済指標の予想下振れや米緩和縮小観測が足かせに

16日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反落となり、前営業日比131.30ポイント安(-0.56%)の23114.66で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同93.55ポイント安(-0.85%)の10932.27、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同37.92ポイント安(-0.83%)の4531.74だった。

香港市場は終日マイナス圏で推移。今週17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に米量的緩和縮小への警戒感が持続した。また、寄り付き後に発表された中国のHSBC版12月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想を下振れたことも、投資家心理を冷やした。とはいえ、中国で来年実施される改革への期待感も根強く、安値拾いの動きも見られた。指数は節目の23000近辺では底堅く推移した。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系銀行株が軟調。中国工商銀行(01398/HK)、中国建設銀行(00939/HK)がそれぞれ1.67%安、1.00%安で取引を終えた。中国共産党・政府が地方債務問題や過剰生産問題の是正に注力する方針を示したことで、来年に不良債権が増加する可能性が指摘されている。

半面、銀河娯楽(00027/HK)やサンズ・チャイナ(01928/HK)などカジノセクターが高い。クリスマス・新年休暇のマカオのホテル予約が好調だと報じられたことで、カジノ収入増加への期待感が膨らんだ。このほか、傘下企業の分離上場計画を発表した電能実業(00006/HK)が1.19%値を上げた。

ハンセン銘柄以外では、長城汽車(02333/HK)が1.56%下げるなど、自動車セクターが総じて軟調。天津市政府が新車購入規制を実施したことが嫌気された。半面、先週新規上場した中国信達資産管理(01359/HK)が5.53%続伸。20日付でFTSE指数への組み入れが決まっていることから、インデックスファンドによる買い需要への思惑が持続した。《KO》

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