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【株式評論家の視点】ANAPに値ごろ感、上場時高値から6割調整
<銘柄の見所>
10代~20代の女性向け衣料の輸入・販売・卸売のほか、自社ショッピングサイトでネット販売などを運営する、ANAP <3189> (JQS)は、12月13日(金)70円安の(-3.24%)の2090円と3営業日続落。同社は、11月19日にジャスダック市場に上場。20日に公募価格1000円の5.1倍の5100円で初値を形成、同日5360円と買い進まれ人気を集めたが、その後、新規公開が相次いだほか、円安で輸入商品の仕入れ原価が上昇するとの警戒感から売られている。高値から6割調整し、値ごろ感が出始めており、突っ込み買い妙味が膨らもう。
同社は、ANAPとそのサブブランド等からなるANAPブランドの主要な販売チャネルとして、原宿や渋谷等に位置する路面の旗艦店舗から、郊外に位置する大型SCへの出店など、前年度8月末時点で全国に93店舗を展開。「ANAPオンラインショップ」としてANAPブランドのショッピングサイトを運営している。今8月期業績予想は、売上高94億8800万円(前年同期比10.5%増)、営業利益4億0600万円(同1.2%増)、経常利益3億6800万円(同40.6%減)、純利益1億7600万円(同32.3%減)を見込んでいる。
これまでの10代半ば~20代を中心とした女性向けブランドに加え、ANAP GiRLやANAP KIDSといった低年齢層もターゲットとした、幅広い年齢層に対応したブランド展開を強化することが注目される。また、スマートフォンに対応したサイト運営を行っているが、現在では受注におけるスマートフォンからの受注比率は60%を超える高い比率と順調に推移し、今後の展開に期待が持てる状況となっており、ここから2000円を割り込む場面があれば、逆張り好機となりそうだ。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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