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【編集長の視点】カナモトは連続最高純益更新・増配予想で内需割安株買いが再燃し急反発
<銘柄ウオッチ>
カナモト <9678> は、51円高の2544円と3日ぶりに急反発して始まっている。前日11日大引け後に10月期決算を発表、前期業績が、今年11月の再上方修正通りに続伸幅を伸ばして着地し、今期純利益の連続の過去最高更新と増配を予想していることを手掛かりに内需割安株買いが再燃している。
■今期配当は会社設立50周年記念配当を上乗せし年間30円
前期業績は、前々期比28%増収、86%経常増益、62%純益増益と伸び、純利益は、連続して過去最高を更新した。震災復興関連工事や除染関連工事、全国各地での道路、治水、下水道、港湾などの社会資本強靭化投資、インフラ老朽化対策・維持補修関連工事などで、建設機械のレンタル需要が拡大し、レンタル用資産を増強する積極的な設備投資を進めるとともに、効率的な運用による利益率向上、業務プロセスの徹底的な・改善を図ったことなどが要因となった。
今期業績も、復興工事の本格化に加えて、全国的な防災・減災対策工事、2020年開催の東京オリンピックや2027年開通のリニア新幹線の関連需要も予想されるとして続伸を予想しており、純利益は、60億5000万円(前期比4%増)と連続して過去最高を更新する。今期配当は、会社設立記念配当10円を上乗せして年間30円(前期実績20円)に増配を予定している。
■新株式発行は織り込み済みでPER13倍台の割安修正に再発進
株価は、前期第3四半期業績が、10月通期予想業績を上回る高利益進捗率を示したことに反応して年初来高値2862円まで買い進まれたが、10月9日払い込みで実施した新株式発行(発行価格2563円)・株式売出しがボディーブローとして響いて2369円まで調整、前期業績の再上方修正でファイナンス安は織り込み済みとして発行価格近辺まで出直った。PERは13倍台となお割安であり、高値奪回に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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